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探偵は「答え」を探しているわけではない

  • 執筆者の写真: 茂夫 淡野
    茂夫 淡野
  • 6月15日
  • 読了時間: 2分

探偵という仕事をしていると、よくこんなイメージを持たれます。

「真実を暴く仕事ですよね」

確かに間違いではありません。

ですが、現場にいると少し違う感覚があります。

私たちが探しているのは、実は答えではありません。

「確認」です。

世の中には、答えを知りたい人がたくさんいます。

浮気しているのか。

約束は守られているのか。

話していることは本当なのか。

しかし依頼者様のお話を聞いていると、多くの場合、心のどこかでは既に何かを感じています。

だからこそ悩みます。

本当にそうなのだろうか。

自分の思い込みではないだろうか。

勘違いだったらどうしよう。

探偵の仕事は、その曖昧な部分を一つずつ確認していく作業です。

現場ではドラマのような瞬間ばかりではありません。

むしろ何も起こらない時間の方が圧倒的に長い仕事です。

ただ待つ。

確認する。

記録する。

そしてまた待つ。

派手さはありません。

ですが、その積み重ねが誰かの人生の判断材料になります。

考えてみれば不思議な仕事です。

私たちは未来を変えることはできません。

過去を書き換えることもできません。

できるのは、今起きていることを確認するだけです。

それでも、確認された事実には力があります。

人は想像に苦しみます。

しかし事実を知った瞬間、前へ進めることがあります。

探偵の仕事は秘密を暴くことではありません。

誰かが次の一歩を踏み出すために、曖昧だったものを確認する仕事なのだと思います。

今日もまた、どこかで誰かが悩み、誰かが決断を迷っています。

その時に必要なのは推測ではなく、事実です。

探偵という仕事は、その事実を静かに集める仕事なのかもしれません。


日本総合探偵事務所

 
 
 

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